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お茶の品種ハンドブック「つゆひかり」

品種名の由来

父親の「あさつゆ」から「つゆ」をとり、茶業に光明を与える品種になることを期待して「つゆひかり」と命名された。

品種開発の経緯

静岡県茶業試験場において1970年に選抜された。その後、栄養系比較試験、奨励品種決定試験を経て、2000年に種苗法に基づく品種登録が出願され、2003年3月に品種登録(第11103号)が行われた。収穫性と品質に優れているため、2001年4月には静岡県の奨励品種に指定されている。

品種の系統

宇治在来種で天然玉露とも称される「あさつゆ」と「静7132」を交配して育成された品種。

お茶の特徴

水色がすぐれており、明るいグリーン色になる。天然玉露と称されるあさつゆの旨み・甘さと、やぶきた系統である「静7132」のやさしい渋みが合わさり、あさつゆに比べて飲み応えのあるさわやかな味が特徴。

成分の特徴

茨城県 農業総合センター山間地帯特産指導所によると、やぶきたに比べてテアニンが約1.5倍多く、タンニンが2割程度少ない。

栽培地域

静岡県を中心に、鹿児島や茨城県など全国の産地に広がりつつある。

栽培量(シェア)

茶園面積の1%未満(平成26年、農林水産省調べ

他品種との比較

<「やぶきた」「くらさわ」「さやまかおり」との比較>
・成葉の形が長卵
・成葉の葉縁の波が少ない

品種の詳細情報

芽期及び摘採期:やや早
用途:煎茶向き
樹姿:中
樹勢:極強
株張:大
葉層の厚さ:中
摘採期の茶芽の揃い:中
芽数:やや多
摘芽長:やや長
摘芽の本葉の開葉数:やや多
百芽重:やや大
新葉の形:やや楕円
大きさ:中
厚さ:やや厚
色:淡緑
光沢:中
葉質:中
成葉の形:長卵
先端長:かなり短
大きさ:やや大
葉色:緑
葉面のしわ:中
葉縁の波:やや少
枝条の分枝数:やや多
節間長:短
着葉角度:中
製品の外観の形状:上
色沢:上
内質の香気:上
水色:上
滋味:上
登録品種データベースより


CRAFT TEAの「つゆひかり」

静岡・牧之原つゆひかり